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コンセプト
デザインウォークについて

デザインウォークはデザインの啓蒙活動でもあり、デザインの地位向上を目指す活動でもあります。
詳細は 「デザイン is 文化」のページをご覧ください。

そして、生活に一番近いアートであるという特性を活かし、参加する人が実際に良いデザインに触れたり、使ったり、体験したり、考えたり、学んだり、購入したりすることができる、 それが、『デザイン』を『歩いて』楽しむイベント、『デザインウォーク』です。

2003年4月に柳宗理をテーマに初めて開催され、大盛況をおさめました。第二回目の今年は椅子をテーマにスタンプラリーとトークイベントを開催します。

仙台とデザインについて

仙台は歴史的にインダストリアルデザインととても縁りのある街です。

仙台にはかつて、日本のインダストリアルデザイン研究の発祥とも言うべき「商工省(現通商産業省)工芸指導所」がありました。(昭和3年〜42年) ドイツ工作連盟の建築家、ブルーノ・タウトが指導していたこともあり、また、剣持勇や豊口克平など日本を代表するインダストリアルデザイナ−を多く世に送りだしました。そして、フランスの有名なデザイナーであるあのペリアンも通訳役であった柳宗理とともに指導所を訪れています。

仙台にあった商工省工芸指導所について研究されている庄子先生のコラムです。

仙台は、日本のモダンチェアの発祥の地!!

庄子晃子先生  我が国にモダンデザインチェアを誕生させるという重要な役割を担ったのは、昭和3年(1928年)に仙台に開設された商工省工芸指導所であった。

 まず、西川友武が昭和8年にパリでおこなわれたアルミニウムおよびその合金による椅子の設計コンクールで一等一席をとったことに始まる。

 次に、若手所員の剣持勇や豊口克平らが、昭和8年11月に顧問となったドイツの建築家ブルーノ・タウトから指導を受けて木製仕事用椅子の開発研究に着手したことから、タイプA、B、C、Dの4種の椅子が誕生した。すでに工芸指導所では、市中の人々を計測することによって日本人成人の平均身長を割り出していたし、タウト来所後も、豊口の発案で雪上に座ったり寝たりすることによって姿勢の差による人体の特徴を捉えていた。背もたれや肘や座面の適正な高さや形を計測するための実験用の椅子も開発した。これら科学的根拠とデザインと木工技術の協働で4種の椅子は生まれたのである。

 そして昭和15年にシャルロット・ペリアンが仙台の工芸指導所を起点に東北を回り、竹製の寝椅子と懸布を創出した。

 大戦後の昭和23年には、工芸指導所は成形合板の技術講習会を開いている。柳宗理が所員乾三郎に相談をかけ、天童木工が協力して、昭和29年に名作バタフライ・スツールが誕生することになった。

 ペリアンは昭和30年に立体成形の合板製食堂用小椅子をデザインし(現在天童木工が復元販売している)、その昭和30年代には剣持と豊口が相次いでデザイン事務所を構えて民間人として活躍を始めた。

 以上のように仙台の工芸指導所は、我が国のインテリアデザイン界を牽引して来たのである。
(庄子晃子:東北工業大学教授)
椅子試作A-D


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