旅行記の連載が終わって数カ月。次の旅行が始まるまで(いつ?)の間、 しばらくはこのコーナーで我慢してもらいましょうか。
 旅情報などの実用的な情報にとらわれず、チュニジアに関することならなんでもとりあげてみたいと思います。例えば、チュニジアの新聞の記事から面白そうな話題を紹介したり、映画のことや友達のチュニジア人のこと。なんでも思いつくままに。ときどきは脱線して他の旅の話になることもあるかもしれません。次の旅を想いながら、砂漠の街に思いを馳せながら・・・・
 本当に今度の旅はいつになるんでしょうね。






第一回 98/1/13 チュニジアは映画のロケ地として人気!


ジョージ・ルーカスがスターウオーズ新作ロケのため、チュニジアを再訪


 昨年の夏のことですが、ジョージ・ルーカスがチュニジアでまたロケをしたようです。 今度の舞台は、Tozeur 、Medenine、 Tataouine周辺といずれも南部。やはり砂漠が中心でした。炎天下の砂漠での撮影は、早朝から夕方まで続き、しかも、砂嵐にセットを壊されたり雨嵐などにも襲われ、なかなかハードなものだったよう。撮影用のクルーはなんと330人!(そのうち250人がチュニジア人)全部で13週間もかかったということです。

 このサイトのゲストブックでも何度が話題に上ったように、チュニジアはスターウオーズのロケ地として以前から有名でした。私はチュニジアを旅してからスターウオーズを見たわけではないので、あまり気にしていなかったのですが、なんと最初の『スターウオーズ』、そして『レイダース』、『ジェダイの復讐』と、シリーズ中3作もの撮影のロケ地となっているそうです。(もう一度観ないと。)

 今度の作品は常連の登場人物たちの過去をたどるものになるそうですが、チュニジア・ファンにはまた違った意味で楽しみな作品になりそうですね。公開予定は1999年の春だそうです。日本に来るのはもっともっと先のことになりそうですが・・・・

(Tunisia Updates より)
 Lucas
Copyright/ Tunisia Updates


やっぱり触れないわけにはいかない『イングリッシュ・ペイシェント』


 ちょっと前のことになりますが、ずっと観たいと思っていた『イングリッシュ・ペイシェント』を観ました。チュニジアがロケ地ということで、観なければと思っていたのですが、そんなことも忘れてしまうほど心に重く残る映画でした。物語の舞台は同じサハラでもエジプト。チュニジアと直接関係はないのですが、ついミーハーにロケ地めぐりなどしてみたくなるのもわかる気がします。(笑)

 ロケ地の詳細についてはなんといっても Tunisia Online が詳しいのですが、以前『World Walker』という雑誌にのっていたものも含めてここでもちょっと紹介したいと思います。

 Tne English Patient
  1. トズール近郊の砂漠と Chott el Jerid(塩湖)


    主人公のアルマシーが、キャサリンと初めて出会う砂漠のキャンプ地。パイロットの夫とともに自家用飛行機でさっそうと現れたキャサリン。アルマーシーは恐らくそこで一目惚れをしてしまったのだろう。知的で男勝りなキャサリンに対してどこかおどおどした繊細なアルマシー。対照的な二人の出会いが印象的に描かれる。
     モロッコの砂漠は米国の砂漠に似て赤褐色をしている。チュニジアの砂漠がロケ地に選ばれたのはその白い砂の完璧さから。

  2. スースの港


    物語の舞台はカイロの港。カラバッジョ役のウィレム・デフォーがドイツ軍に捕まるシーン。彼はスパイとして拷問を受けることになる。

  3. チュニスのメディナ保存博物館


    映画の中ではカイロのイギリス大使館として使われた。大使主催のパーティーで二人は初めてダンスを踊る。好意 を露にするアルマシーにキャサリンは動揺する。
     ちなみにこの建物は、150年以上も前のもので、外務大臣の私邸だった。イスラム建築の美しいアーチのあるデザインとタイル、そしてパティオ(中庭)の美しさが選ばれた決め手だったようだ。

  4. スファックスのメディナ


    カイロの旧市街を散策するキャサリンを心配でそっと追いかけていたアルマシー。値切らずに言い値でタピを買ったキャサリンと口論になってしまう。最初から気まずい二人。
     映画の中ではあやしげな迷路のように描かれていたカイロの旧市街(メディナ)は、実はスファックスのスークで撮影された。


(以上 『World Walker』1997年12月号, Tunisia Online 参照)

 ジョージ・ルーカスもインタビューで言ってましたが、チュニジアは有能なスタッフと映画のロケに必要なインフラが整っているのだそうです。彼が何度もチュニジアでのロケを選ぶのもそんなところから来ているのでしょう。さすが、映画のさかんなチュニジアだけはあります。でも、エジプトとアルジェリアが不穏な現在、モロッコとチュニジア以外に安心してサハラのロケが出来るところはないのかもしれませんが。