寄稿: 越崎 健司 |
| 3月26日(水) ブラレジア遺跡 | |
朝外に出ると、霧がかかり、かなり寒くて息が白い。さすがに高原だ。今日は、ア インドラハムの近くにあるローマの遺跡、ブラレジア遺跡を訪れた。この遺跡のすば らしさはまずその構造が残っていることにある。巨大な壁のある大浴場、規模は小さ いものの建物内の通路や周囲の柱などが残りまるで小型球場のような劇場には見る楽 しさよりも歩く楽しさがあった。そしてローマ人達が暑さから逃れるために作ったと いう地下に広がる世界がまたすばらしい。家の跡は、地上にはほとんど何も残ってい ない。ところが地下への階段を下りると、床にモザイクのある立派な部屋や円柱が並 ぶ空間がある。そのローマ遺跡の独特の雰囲気と地下の暗さとが合わさって異世界を 作り出していた。 今日もまたブカリ家にお邪魔した。いろいろ話していたら夕食をいただけることに なった。夕食はまさに家庭料理で、レストランで出てくる物とは異なり独自の工夫が ある。例えば、春巻きの中に目玉焼きが入ったようなブリキという料理には、卵だけ でなくじゃがいもなども入っていて味わい深くなっている。チュニジアのレストラン ではメニューはどこに行ってもたいてい同じで出される物も大差ないだけに、この家 庭料理がとても新鮮な特別な物に思えた。暖炉に当たりながらトランプをして、とい ったことをしていたら結局宿に戻ったのが10時過ぎになってしまった。チュニジア人 って一緒にいると自分がまるで彼らと昔からの知り合いのような気がしていつの間に か時間が過ぎていってしまう。 チュニジア旅行時、1TD(チュニジアンディナール)≒ 113円 、$1≒ 124円。時差 は8時間。 次へ |
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